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毎年ゴールデンウィーク期間中、倶利伽羅古戦場の7000本の八重桜がちょうど見頃となります。
(猿ケ馬場の八重桜 )
この八重桜の由縁は、
その昔、金沢ー高岡間の運送業をされていた高木勝巳さんが、昭和9年(当時29歳)、
倶利伽羅峠で急にハンドルがきかなくなり、30メートルの崖下に車もろとも転落した。
車は無残な姿になったが、高木さんと助手の二人は幸いにもかすり傷ひとつ負わなかった。
25年を経た昭和34年1月23日、寝ている枕辺に不動明王が立たれ、三日三晩不思議な夢を見た
「今、倶利伽羅は寂れている。何とかもとの賑わいにして欲しい」とのお告げであった。
高木さんは事故で九死に一生を得たのは不動明王のお陰だったと悟り、ご恩返しとして桜苗木を
1万本植え、この地を加越の吉野山にとの悲願を立てられた。
(倶利伽羅山一帯八重桜・桜・桜)
そして日本人が一番好きな咲いている期間の一番長い八重桜を選び、一年目は200本
二年目は300本、三年目は500本昭和54年まで、19年間に30種、7000本に増えた。
八重桜並木、花のトンネルができるまで植え続けられました。
地元の人達から「倶利伽羅の花咲じいさん」と呼び慕われた高木さんも平成2年7月23日
享年85歳で「若桜 来る年毎に 背を比べ」の句を残し他界された。
(枝だもたわわの桜・桜・桜)
毎年ゴールデンウィークの頃には「くりから八重桜祭り」が開催され、八重桜は全山満開となり
連日多勢の観光客で賑わいます。