《2000年01月09日 〜 2000年01月15日》


【1999年に読んだ本の中で、私の選んだ10冊】

 1999年は、30冊の本を読了しました(漫画は除きます)。その中から、特に良かった本を10冊、ご紹介したいと思います。


「ただいまこの本品切れです」/鈴木 廉也/ミオシン出版

 本屋さんの裏側の事情を知るには、もってこいの一冊です。書店に就職したい人は、一度、目を通してみるのもいいでしょう。結構、大変なんです。


「西洋騎士道事典」/グラント・オーデン/原書房

 この事典は、なんと8000円もしました。私は、中世ヨーロッパ的な舞台となる、ファンタジー小説を書きたいと思っていましたので、その参考に買いました。


「ムーミン谷の名言集」/トーベ・ヤンソン/講談社

 私は、「ムーミン」というアニメを見たことはありません。しかし、この本には、ムーミンの作品中における数多くの名言を、それを知らない人にでも楽しめるように、まとめられています。


「BERRY BOOK」/富宇賀 ひろこ/文化出版局

 ストロベリー、ブルーベリー、クランベリー、ラズベリー、ブラックベリー、グーズベリー、マルベリー、ハックルベリーなど、果実を意味する「ベリー」には、この他にも、まだまだ種類があります。また、それらを使ったレシピも紹介されています。


「読書力」/ハイブロー武蔵/総合法令

 1999年に読んだ読書論の中でも、オススメの一冊です。この後、作者は、「読書通」「読書術」という本を出しています。既に買ってはあるのですが、まだ読んでいません…。


「スカーレット・ウィザード」/茅田 砂胡/中央公論新社

 「デルフィニア戦記」で有名な茅田さんの新作です。これまでのファンタジーとは一転して、SF小説にはなっているものの、めちゃくちゃ面白いです。1999年中、2巻まで発売されました。


「ダヤン、わちふぃーるどへ」/池田 あきこ/ほるぷ出版

 わくわくするような展開と、ほのぼのとしてファンシーな物語。絵のセンスも、私と一致しています。ただ、ほるぷ出版は、1999年12月28日に、自己破産してしまいました(負債額40億円)。続刊は、別の出版社で発行されるのでしょうか?


「日本語七変化」/加藤 主税/中央公論新社

 面白く日本語の事情を勉強するのに適した本です。変化していく日本語と、失われていく日本語。外来語を取り入れては日本独自の言葉に仕立てたり、最近は、チェキ語というコギャル言葉もあり、日本語は、もはや一言では語り尽くせません。


「アルスラーン戦記I妖雲群行」/田中 芳樹/角川文庫

 7年振りの続刊です。再開の報には、本当に狂喜しました。もう一度、1巻〜9巻までを読みなおして、これからの続刊に備えていく予定です。ファンタジー小説最高峰の一つです。


「マキアヴェッリ語録」/塩野 七生/新潮社

 「君主論」「政略論」で著名なマキャベリのエッセンスを、分かりやすく吸収できるようにまとめられた一冊です。現代でも通じうるリーダーシップのバイブルです。

【「エムブレムサーガ」に期待】

 久し振りのプレステねたとなりました。毎号、ファミ通はかかさずに目を通しているのですが、ここのところ、興味を惹くような作品に巡り合えませんでした。そして、ファミ通1月21日号を読んで、「エムブレムサーガ」という、シミュレーションRPG(以後、SRPG)の記事に目を止めました。

 「エムブレム」と名が付いているので、あるゲームを思い出される方もいらっしゃることでしょう。そうです、この作品は、「ファイアーエムブレム」シリーズと、密接な関係にあるのです。「ファイアーエムブレム」シリーズと言えば、ファミコンやスーファミなど、過去10年間に5作品を発売し、絶大なる人気を得たSRPGです。このシリーズの全てに関わってきたゲームデザイナー、加賀昭三さんの手によって、プレステでの新作を発表したのが、今作です。

 そして、タイトルの通り、「ファイアーエムブレム」の世界観をそのまま引き継いでいるので、「ファイアーエムブレム」ファンにとっては、たまらない作品になることでしょう。システム的には、「ファイアーエムブレム外伝」の軍団制を採用しているようです。ただ、気になる発売日は、2000年中ということで、次に新しい情報が入ってくるのは、春先ということもあり、まだ発売は先のことでしょう。

【「ガンチア・スプマンテ・ミレニアム」】

 今、スパークリング(発泡酒)ワインに、はまっています。ワインは、甘口〜やや甘口までしか飲めないので、赤の「ガンチア・ロッソ・スプマンテ・ミレニアム」と、白の「ガンチア・アスティ・スプマンテ・ミレニアム」は、やや甘口であるということと、コンビニなどでも販売されているので、気軽に買えるお気に入りの1本です。特に、ロッソよりも渋みの少ないアスティ・スプマンテは、ワインの苦手な方でも、美味しく味わえます。私も、このロッソとアスティは、マイ・フェイバリト・アルコールドリンクスの一つとして、付け加えました。

 「ガンチア」というのは、1850年、カルロ・ガンチア氏によって設立されたワインメーカーです。「ロッソ」は、イタリア語で「赤」を意味します。そして、「スプマンテ」とは、イタリアの発泡酒のことを意味します。スプマンテのほとんどは、ピエモンテ州にある、アスティ、アレッサンドリア、クーネオの3都で作られています。この中でも有名なのは、アスティ・スプマンテです。つまり、「ガンチア・ロッソ・スプマンテ・ミレニアム」は、「ガンチアというワインメーカーによって作られた、赤のスパークリングワインで、しかも西暦2000年を祝したもの」という意味になります。「ガンチア・アスティ・スプマンテ・ミレニアム」も、「ガンチアというワインメーカーによって、イタリアのピエモンテ州にあるアスティで作られた、スパークリングワインで、しかも西暦2000年を祝したもの」という意味になります。

 この他にも、カステルブランチ社の「カステルブランチ・グラン・ナドール・ミレニアム」なども試してみたいと思います(残念ながら、今のところ、まだ、見つかっていません)。ガンチアのロッソ・スプマンテとアスティ・スプマンテは、750ミリリットルで、定価1640円、カステルブランチのグラン・ナドールは、750ミリリットルで、定価970円です。

【「ビエネッタ」】

 私は、昔から、アイスクリームと言えば、「ビエネッタ」が、一番、大好きです。ビエネッタは、森永乳業より販売されている、まろやかなバニラアイスとベルギー産のチョコレートが幾層にも重なって作られているケーキタイプのアイスクリームです。なんといっても、バニラとチョコの絶妙なハーモニーと、パリっとした食感がたまりません。まだ、このアイスクリームに出会っていない方は、是非、一度、味わってみて下さい。定価500円で、コンビニなどでも販売されています。

【「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」映画鑑賞】

 今年2本目の鑑賞作品は、全米で話題騒然となった「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」です。詳細につきましては、レビューしてありますので、そちらの方もご一読下さい。