021「問い合わせを受けるときの注意」


 問い合わせは、する側よりもされる側の方こそ、気を配る必要がある。

 まず、基本は「いわれるがままに対応するべからず」である。問い合わせをする者の殆どは初心者か中級者である。今まで覚えたテクニックを駆使して目的を実現させようとするが、彼らは最善の方法を知らない。

 プログラムを作らないと実現できないと思っていたことも、案外、簡単な仕組みで対応できることもある。でも、それは相手の目的が目に見えてはじめて分かることである。

 まず、相手からの質問を受け取ったら、それが目的を意味するものなのか、それとも単純に目先の問題を意味するものなのかを見極めること。これが問い合わせの常識である。