020「問い合わせをするときの注意」


 よくコンピュータに携わっていると、ふとしたことで、壁にぶちあたったりトラブルに遭遇してしまい、専門の部署や企業などのヘルプデスクに問い合わせすることがある。それは一向に構わないのであるが、ただ、そのときに目的を明確にしない人がいる。

 その結果、問い合わせ先に、「なにかいい方法はないのだろうか?」と、肝心な目的を告げずに、目先の問題を解決する為の手段を聞き出そうとするのである。いわゆる「木を見て森を見ず」というやり方である。

 確かに、その質問に対して、問題を解決する為の方法を、相手は教えてくれるかもしれない。しかし、目的を実現する為の最善の方法までは教えてくれない。