015「例外を余儀なくされる場合の注意事項」


 例外とは、ある定められた基準を特別な事情により破ることを意味するが、仕事をしていく中で、やはり例外処置をとらなくてはいけないことがある。ただここで注意したいことが2点ある。

 まず一つは、たった一度でも例外が発生すると、今まで断固として守られてきたものも、その強制力を失ってしまう為、二度目が起こり得るという危険性が生まれること。

 そしてもう一つは、例外処置をどこまで適用するかによって、例外が例外でなくなったり、例外の適用範囲が広がって収拾のつなかい事態にも及ぶということ。

 例外を余儀なくされる場合は、これらの問題をおさえた上で、対処しなくてはならない。例外を例外とも思わなくなってからではもう遅いのだ。