012「アイデアは流れ星の如し」


 アイデアとはふとしたときに沸いてくるが、この瞬間を見放さないのが、アイデアマンと凡人の違いである。頭を捻ってもアイデアはなかなか思い浮かばない。アイデアは実にいたずら好きで、全く他のことを考えていたり、何も考えていないときに、自分からやってきてくれる。実に風まかせであるが、会議中や仕事中では思い浮かばない発想も、帰宅中や入浴中に思い浮かぶことがあるのは、まるで流れ星(期待しているときには姿を現さない。姿を現してもほんの一瞬の出来事で、気づかないことすらある)の如くである。

 案外、何も考えていない方がいいのかもしれない。むしろ、アイデアの方からあなたにいい提案をしてくれるからだ。