《2000年07月23日 〜 2000年07月29日》
私は、とあるアパートの1階に部屋を借りて、一人暮しをしています。ついこの間、入居したばかりと思いつつ、あれよあれよと時は流れ、一人暮しの生活も、とうとう、8年目に入りました。もうとっくの昔に、一人暮しには慣れているはずなのに、どうしても、未だに馴染めないものがあります。それは、2階から聞えてくる物音です。
聞えてくる物音は、主に次の3種類に分かれます。@ドン、ドン、という足音。Aブーンと、掃除機をかけている音。Bガラガラと、ベランダの引き戸を開ける音。テレビの音声や会話までは、さすがに耳には届かないものの、大変、耳障りな音であることには、変わりありません。
何年か前に、2階の住人が入れ替わり、それから、更に酷くなりました。ここ最近、私を悩ませているのは、日曜日の朝です。いつも決まって、朝に、掃除機をかけるのです。
掃除機をかけるな、と言っているわけではありません。ただ、いつも土曜日は夜更かしをしているだけに、日曜日の朝は、ゆっくりと寝ていたいという気持ちもあり、いつも、足音と掃除機の音で、睡眠を妨げられてしまいます。
恐らく、2階の住人は、1階の迷惑には、気がついていないのでしょう。このアパートは、1階の天井と2階の床との間には、大した防音対策も施されていない分、賃貸料も他に比べて安い、と考えられます。賃貸料の安さを思えば、贅沢をいえる立場ではありません。こんなことを大家さんに言ったところで、「出ていけばいいじゃない」と言われるだけです。
直接、1階に部屋を借りている、他の住人に確認をとったわけではありませんが、お隣さんも、2階の物音には困っているようで、先日、1階と2階の住人同士によるいざこざも、あったみたいです。私も、いつか、2階の物音をテープにとって、こっそりと、2階の郵便受けにでも入れておこうかと考えましたが、2階の住人といざこざを起こして、大家さんから追い出されるのも嫌なので、ここを追い出されると、非常に困る私としては、ただ、耐えるしかない、というわけなのです。