《2000年01月30日 〜 2000年02月05日》
昨年は、西暦2000年問題対策を含め、休日出勤も多かったことから、その分の振替休日を取得するようにと、3月3日までに4日間の休日をいただきました。そこで、毎週金曜日と、3月1日を、振替休日取得日とすることにしました。2月11日(金)も、祝日となっていることから、今月は完全週休3日制ということになり、ハッピーマンデーならぬ、ハッピーフライデー、それどころか、ハッピーフェブラリー(2月)となりました。ただ、本心を言いますと、私個人でかかえもっている仕事は、決して少なくないだけに、集中して休みをとっても、後で困るのは自分自身なのです。しかし、休めるうちに休んでおかないと、この先、まとまった休みも取ることはできないでしょう。ありがたく休日を取得させていただくことにします。映画を観たり、著作活動に勤しみたいと考えています。
【アイ・オー・データさんより、直々のお詫び】あの、コンピュータ周辺機器で有名な、アイ・オー・データさんが、先日、私の勤める工場へ、直々にお詫びにきました。経緯を説明致しますと、ある現場事務所で使っているパソコンに、Microsoft Access97で開発したシステムを運用していました。このシステムをバックアップする為に、内蔵型のハードディスクを増設しており、システムを終了させる度に、自動的にバックアップされるような仕組みを構築してありました。ここで使用されている増設ハードディスクが、アイ・オー・データ製のものなのです。その後、原因不明のハードディスククラッシュに襲われ、保証期間内であったことから、修理に出しました。ここまでは、特に問題はありませんでした。…ところが、修理から返ってきたハードディスクを、早速、午前10時に取りつけたところ、その日の夕方には、早くも、先日と同様の障害が発生してしまったのです!
他にも、その日の内に、片付けておかなければならない仕事はありましたが、トラブル対処を優先させなければなりません。すぐさま、現場事務所へ駆けつけ、現象をいろいろと確認し、ハードディスクを取り外しました。あくまで、システムのバックアップ目的にしか使用していなかったので、被害は最小限に留まりました。ハードディスクを取り外している間は、ネットワークを通じて、別のパソコンのハードディスクへバックアップするように設定し直したので、これで安全対策もバッチリです。しかし、修理から返ってきたその日の内に、ハードディスクが壊れるとなると、本当に修理したのかどうかも怪しくなってきます。ましてや、シリアルナンバー(製造番号)も、修理前と同一のものです。どこか適当な部品を交換して、それで返送してきたのではないか、と疑うばかりです。結局、21時頃になって、ようやくシステムの運用は再開されました。しかし、一銭にもならない残業を強いられた私としては、怒りを募らせるばかりでした。
翌日、その旨を報告したところ、それから暫くして、アイ・オー・データさんが、直々にお詫びにやってきました。そして、彼らの話を伺いますと、とても信じられないことですが、今回のトラブルは、偶発的なものとしか考えられない、ということでした。私自身、ハードディスクは永久的なものとは考えておりません。ただ、ハードディスクを取りつけたその日に、故障するという確率は、決して高いものではありません。天文学的数字とまではいかないにしても、滅多なことでは起こり得ないことです。ただ、彼らは、返送する前に、徹底的なチェックや動作確認をおこなっていることから、それしか考えられないという結論に達しました。また、シリアルナンバーが同一だったのは、新品のハードディスクに、元のシリアルナンバーを貼り替えたというもので、決して、一部の部品だけを交換して返送したわけではないことを教えていただきました。つまり、話をまとめますと、彼らには、なんの落ち度もない、ということなのです。しつこいようですが、偶然、取りつけたその日に、故障しただけのことなのです。ここまで、内情を説明してもらい、彼らの不手際によるものではないと分かった以上は、許さないわけにもいきません。むしろ、天下のアイ・オー・データさんとお会いできたことが、貴重でした。
【「情熱大陸」に、西村由紀江さん出演】1月30日放送の「情熱大陸」にて、西村由紀江さんがご出演されました。西村由紀江さんは、日本を代表するピアニストの一人で、これまでに数々の名曲を作曲し、日本だけでなく、アジア各国においても知名度の高い存在となっています。
彼女の音楽と出会ったのは、1993年8月7日、庄川町の水記念公園にておこなわれた、水上ピアノコンサートを鑑賞したときのこと。水上というのは、庄川に特設されたステージで、ピアノ演奏をおこなったからです。このとき、「DAI−SHIZEN」という曲に出会い、まさしく演奏しているその場の雰囲気とマッチして、とても感銘を受けました。それ以来、彼女のファンとなり、アルバムを購入するようになりました(まだ、10枚くらいしか揃っておりませんが…)。
私のお気に入りの曲の紹介は、また別の機会に致しまして、彼女のプロフィールを交えながら説明していきたいと思います。西村由紀江さんは、大阪府出身で、4歳のころから、ピアノを始めました。その後、1986年、「Angelique」というアルバムでデビューを飾り、現在(2000年2月5日現在)までに、16枚のオリジナルアルバムと、4枚のサウンドトラックを発表しています。サントラの中には、フジテレビ系ドラマ「101回目のプロポーズ」も含まれており、彼女の知名度をより高める要因ともなりました。その後も、テレビドラマや映画等での音楽プロデュースを続け、今日に至っています。彼女のこれまでに発表したアルバムは、毎日、生活しているうちに浮かんできたメロディーをノートにしたため、それを形にしていき、その中からレコーディングのときに選び、一つのアルバムとしてまとめたものばかりで、アルバムのために曲づくりをするということはありません。確かに、それが本来の姿なのでしょう。むしろ、アルバムの為に曲を作るのは、本末転倒のような気も致します。それでも、年1枚のペースで、アルバムをコンスタントにリリースし、独自の音楽・ジャンルを築きあげてきました。近年、1997年「月いろのつばさ」、1998年「大地のうた」、1999年「自分への手紙」と、3枚のピアノ・ソロのアルバムをリリースし、ピアノ・ソロ3部作とも呼ばれるようになりました。勿論、私も3枚とも持っています。
情熱大陸では、彼女の音楽に対する情熱を、語っています。これは、情熱大陸の公式サイトから抜粋したものです。「突然ね、降ってくる感じ。天からフッてこの頭の中に、メロディーが鳴り出すっていう感じかな(どういう時に曲が浮かぶのですか?、との問いに対して)」「自分の心をちゃんと見つめて、さらけだして、力を抜いて、欲を無くして書いた時にいいものができる。それはある意味自分と戦ってる」「ほんとに、まっさらな心で生きたい。音楽をつくっていきたい」
おそらく今年も、1枚は新作をリリースして下さることでしょう。とても楽しみです。なにも癒しの音楽は、坂本龍一さんだけではありません。彼女の曲は、喫茶店や書店のような、穏やかな場所で流れるのに、とても相応しいものばかりです。喫茶店では、流れる音楽によって、会話の邪魔をするようなことがあってはなりませんし、書店であれば、落ち着いて本の読めないような状態にさせてはいけません。つまり、音楽はちゃんと流れていながら、空気と一体化されているような感じで、下手にでしゃばらないのです。私自身、ホームページを作成しているときや、著作活動に励んでいるときにも感じているのは、普通、音楽を流すこと自体、それらの活動の妨げになってしまうのに、彼女の音楽は、反対に集中力を高めてくれるからなのです。私にとって、彼女の音楽を聴きながら、紅茶をすすり、エッセイを書く、というのは、とても贅沢な休日の過ごし方でもあるのです。