《1999年11月28日 〜 1999年12月04日》


【「スカーレット・ウィザード2巻」読了】

 中央公論新社より発売されている、茅田砂胡さんの「スカーレット・ウィザード」の2巻を、読了しました。私は、これまで、ファンタジー小説ばかりを読み、SF小説では、「銀河英雄伝説」以外に、特にのめり込めるような作品に、出会うことはありませんでした。そんなことから、この「スカーレット・ウィザード」は、2番目に気に入ったSF小説となりました。この2巻は、1巻を読み終えたときから、ずっと心待ちにしていただけに、本来ならば、予約をせずに本屋へ足を運び、自分の目で見つけ、自分の手で買ってこそ、読書の喜びを倍増させている私も、一足先に仕事を終えて本屋へ掛けこみ、「2巻ありましたよ」と、携帯電話で教えてくた先輩に、つい甘えて、私の分も買ってきてもらいました。この日は、帰りも遅かったことから、売り切れる前に、どうしても入手しておきたかったのです。そのお陰で、週末の休日は、風呂に浸かりながら、たっぷりと読書に耽ることができました。W先輩、この度は、濃い霧で見通しの悪い中、私の分まで買ってきてもらい、それをわざわざ、持ってきてくださり、誠にありがとうございました。

 第2巻のあらすじを簡単に説明いたしますと、わけあって、巨大財閥の総裁と結婚する羽目になり、副総裁となってしまった一匹狼の宇宙海賊ケリーは、惑星ブレイヌにある巨大企業の視察に訪れます。そして、総裁の優秀な第一秘書でも分からない、この企業の実態を、ケリーは、暴き出します。その後、クーア家の実家のあるアドミラル星に戻ったケリーは、妻であり総裁であるジャスミンに、一部始終を報告していたところ、一人の女性が部屋に入り込んできます。それは、宇宙を代表する名女優でした。彼女は、ジャスミンの親友でありながら、結婚の事実を、まったく教えてくれなかったことに腹を立て、怒鳴り込んできたのです。この辺もハチャメチャしていて、笑わせてくれます。しかし、それも束の間、また一つの事件が、夫妻に襲いかかります。それは、クーア財閥の一企業に所属する輸送船「バーミリオン」が、惑星アイアスに向かう途中、消息を絶ったというものです。二人は、その行方不明になった輸送船を探すために、またもや無茶な行動をとります。そして、ジャスミンの執事から、ジャスミンについてのとんでもない爆弾発言も飛び出します。一度、読み始めたら、途中で止められない展開は、今回も健在です。

【「シックス・センス」映画鑑賞】

 11月30日は、ワーナー・マイカル・シネマズ高岡のリフレッシュオープンにより、映画鑑賞は、1000円でした。久し振りに、映画館に足を運んだという理由もありますが、何よりも、新装開店しているだけに、まるで初めて訪れたかのような錯覚を感じてしまう程、館内の床や壁の模様は一新していました。今回、鑑賞した作品は、「シックス・センス」です。最初は鑑賞する予定にはなかったのですが、周囲の口コミで、評判も良いことから、鑑賞する気になりました。確かに評判通り、大変、面白い作品でした。何より、映画を見終わった後も、その内容を一から振り返り、数々の場面で、「あのシーンは、そういうことだったのか!」と納得したり、または矛盾を感じたり、いろいろと楽しむことが出来たからです。映画を見終わった後も楽しめる作品は、そうあるものではありません。そういう意味も含めまして、自己評価ランキングを「B+」としました。ただ、上映前、主演のブルース・ウィリスより、「今からご覧になる『秘密』は、まだ映画を見ていない人には、決して口外しないで下さい」とお願いされ、私自身、その忠告を守る立場にある以上、どこまで感想を書いてよいものやら、困ってしまいます。取り敢えず、その『秘密』には、できるだけ触れないように、近日、レビューを公開できるように致しますので、もうしばらくお待ち下さい。

【「ディープ・ブルー」映画鑑賞と、初めて「大都会」へ】

 12月1日は、ファーストデー(1日)ということで、映画鑑賞は、1000円です。この日は、会社の休みをとり、「ディープ・ブルー」を鑑賞してきました。ただ、高岡市のワーナー・マイカル・シネマズ高岡や、高岡ピカデリーでは、この作品は上映されておらず、富山市の「シアターワールド大都会」まで、足を運ばなくてはなりませんでした。国道8号線は至るところで道路工事がおこなわれ、車線減少による渋滞もあり、少し焦りも感じましたが、なんとか約1時間の移動時間で到着しました。実は、ここへは初めて足を踏み入れることになります。「シアターワールド大都会」は、パチンコと映画館の複合店です。ワーナー・マイカル・シネマズ高岡ほど広くはないものの、座布団を自由に利用できるという特徴があります。また、高岡ピカデリーは、上映を知らせる合図にブザーを鳴らしますが、ここでは、学校で流れるようなチャイムで、知らせてくれるようです。

 「ディープ・ブルー」は、レニー・ハーリン監督の最新作です。彼の作品は、これまでにも、「カットスロート・アイランド」「ロング・キス・グッドナイト」を鑑賞させていただきました。内容を簡単に言い表せば、「『ジョーズ』の2000年版」の一言で片付きます。しかし、「ディープ・ブルー」に登場するサメは、よりリアリティを増し、その分、緊張感と恐怖も倍増させています。登場人物も、そのほとんどは、あまり知られていない俳優を使い、名優としては、唯一、サミュエル・L・ジャクソンだけを起用しています。それだけに、名優だったら最後まで生き残るだろう、という、そんな甘い考えは通用しません。最後の最後まで、誰が生き残るかは、まったく予想のつかない展開なのです。サメも遺伝子治療を施し、人間並の頭脳を備えた賢いサメなのです。従って、頭脳戦においては、互角以上に渡り合っています。ましてや、舞台は海です。泳ぐスピードにおいて、人間はサメに適うはずもありません(人間は1秒間に60センチ進みのに対して、サメは1秒間に15メートルも進むのです)。サメに人間の体を食いちぎられるシーンは、気持ち悪いくらいにリアルです。自己評価ランキングは、「B−」とさせていただきました。「シックス・センス」と合わせまして、近日、レビュー公開できるように頑張ります。

【コーヒーリキュール「カルーア」】

 皆さん、コーヒーリキュール「カルーア」をご存知でしょうか? 世界でも人気の高いコーヒーリキュールの一つで、私のお気に入りのリキュールの一つでもあります。日本では、サントリーによって代理販売されています。最近、この「カルーア」を使って、様々なカクテルを作り、楽しんでいます。ご家庭でも簡単に作れる一般的なカクテルとして有名なのは、「カルーアミルク」です。これは、カルーア40ミリリットルと牛乳100ミリリットルをステア(材料をかき混ぜること)して作る、大人のコーヒー牛乳です。ホットミルクを使ってカフェオレにするのも一興です。また、「カルーアソーダ」というカクテルの作り方も簡単です。カルーア45ミリリットルとソーダを適量ステアするだけでいいのです。ちょっと、材料を用意しなければいけないカクテルもあります。「ブラックルシアン」というカクテルならば、ウォッカ40ミリリットルに、カルーア20ミリリットルを注いでステアすれば、完成です。「カルーアベリーミルク」なら、カルーア40ミリリットル、ルジェ・フランボワーズ20ミリリットル、牛乳適量をステアすれば完成です。フランボワーズの代わりに、ストロベリー、カシス、ブルーベリーなどのフルーツリキュール、またはミントリキュールでも代用できます。バニラアイスクリームに、適量のカルーアをかけた「カルーアアイスクリーム」も、大人のデザートとして楽しめます。700ミリリットルで、1500円前後で購入できますので、皆さんも楽しんでみて下さい。ビール、ワイン、日本酒の駄目な私でも、手軽に楽しめるアルコールです。