《1999年08月09日 〜 1999年08月15日》

 ファミ通8月20/27日合併号では、先週のダイアリーで紹介していた「サイフォン・フィルター」の評価に注目しました。新作ゲーム・クロスレビューの評価は、40点満点中31点と、まずまずの採点。9月22日に発売予定の「バイオハザード3 ラスト・エスケープ」は、追跡者に関する新情報を紹介していました。どうやら、ゾンビたちと手を組んで戦うのではなく、主人公を倒すにあたって邪魔になるようであれば、ゾンビであろうと容赦なく攻撃するようです。また、主人公による銃などの攻撃を交わすこともあるようなので、相当、苦戦を強いられそうです。…でも、グラフィックも本当に綺麗で、プレイしてみたいことには変わりはありませんが、ちょっと私には難しそうです。銃弾やセーブ回数の制限を気にすることなく、プレイできるような環境でないと、途中で挫折してしまいそうです(それでは、簡単過ぎますが…)。最後にご紹介するのは、スクウェアより今秋発売予定の「ベイグラント・ストーリー」。ジャンルは、アドベンチャーと雑誌には書かれていますが、私の見たところでは、アクションRPGのようです。舞台設定、画面のセンスが私と合っているので、今後の情報に期待しています。まだ、ホームページの方も作成中のようなので、全貌が明らかになるには、もう少し時間がかかるようです。さて、お盆休みの土曜日は、ファミ通は発売されません。拠って、次週のダイアリーでは、ファミ通ねたは、省かせていただきます(…というか、誰も読んでいないだろうし…)

 当社もお盆休みに入りました。大型の企業に比べると、13日〜16日の4連休と、それほどの長い休みではありませんので、あっという間の休日です。このうち、3日間は、大掃除に時間をあてる予定になっていますので、もう少し、休みが欲しかったです。一方、ここしばらく続いていた真夏日も、21日という記録で中断。お盆の間も、暑い日々は続くのかと思っていましたが、13日の夕方から雨が降り始め、14日、15日も雨でした。せっかくのお盆休みだというのに、連休中にお出かけを計画していた人達にとっては、「なにもこんなときに…」というような、最悪なタイミングです。部分月食、ペルセウス座流星群にしても、それまでは好天続きだったのにも関わらず、その日だけは、曇り空でしたし…。何か富山県に恨みでもあるのでしょうか…?

 13日は、美術館巡りをしてきました。まず最初に、砺波市美術館にて、「アンセル・アダムス世界展」を鑑賞してきました。アンセル・アダムス(1902−1984)は、アメリカの写真家です。会場には、カリフォルニア(特に、ヨセミテ国立公園)やニューメキシコをはじめとした、雄大で且つ繊細な自然をおさめた写真115点を展示していました。展示されている写真の全てはモノクロでしたが、カラーにはない美しさ、その表現力に、ずっと見とれてしまいました。もともと、鑑賞のきっかけは、「月とハーフドーム」という写真に惹かれたことにあります。この写真、私の生まれる13年も前のものですが、何故か未来的な感覚を感じずにはいられないのです。とても、1960年に撮影したものとは思えません。この他にも、ハーフドームなど、自然を撮ったものばかりだけではなく、人物や建物など、広範囲に渡っています。また、1927年に撮影した「ジュニパー・ツリーの細部」は、一見、ただの樹木を撮影したかのように見えますが、その中に、鳥の姿を確認できます。このように、何かに見たてて、樹木の一部を撮影した作品は他にも、「ジャイアント・セコイアの根」や、「サイプレスと霧」があります。「ジャイアント・セコイアの根」は、まるで、「ベルセルク」のマンガに登場しそうな、恐怖感を抱きました。なにか、霊がとりついているような、そんな不気味さを感じずにはいられませんでした。「サイプレスと霧」では、私は写真から大鷲を見出しました。この他、「ホワイト・ハウス遺跡」も私のお気に入りの一枚で、クロスタッチな絶壁の表現に見とれてしまいましたし、「アスペンの木」では、モノクロの中で、木の側面の光具合が、まぶしく目に映るようで、とても印象的でした。展示されている写真の一枚一枚に、足を止めてじっくりと眺めていたので、鑑賞するのに約3時間もかかりました。「アンセル・アダムス世界展」は、砺波市美術館では8月22日まで展覧し、その後、北海道の釧路芸術館(9月3日〜10月17日)、川崎市市民ミュージアム(10月26日〜12月12日)と場所を移すようです。カラーではなかったからこそ、鑑賞する者に色の想像力を与え、そして、モノクロでしか味わえない美しさ、雄大な自然をより鮮明・繊細に映し出す数々の技法。そういった楽しみ方を味わうことのできる作品でした。鑑賞して本当に良かったです。

 「ブルー・スカイ」(国道8号線、高岡市下田の交差点付近)というレストランで昼食を挟んだ後、次に訪れたのは、富山県立近代美術館です。ここでは、「第7回富山国際現代美術展 ポーランド&日本」と題し、ポーランドの現代美術を、日本の現代美術と対比して紹介しています。尚、この富山国際現代美術展は、3年に1度開催されるイベントです。作品は、どれも抽象的なものばかりですが、抽象的な絵画には、まったくの興味を示さない私も、抽象的なオブジェには、大変、感心があります。中には、コンラッド・クジシンの「人間の条件V」や、イザベラ・グストフスカの「あなたの肉体はあなたの肉体の痕跡である」のような、不気味なホラータッチの作品や、河口龍夫の「関係−生命・鉛の温室、種子の泉、鉛の橋」のように、会場の大部分を使って表現された作品、角永和夫の「Glass bS」シリーズのように、1450℃のガラスを、一点に落として造りあげた作品、平林薫の「Subject & Object」のように塩を使ったオブジェや、ヴァルデマル・ヴォイチェホフスキの砂糖を使ったオブジェのある中で、全体を通して気に入ったのは、レオン・タラセヴィチの作品で、黄色と黄緑色のストライプ模様の迷路のオブジェと、ピオトル・クルカの「クリブ(子供たちのベッド)」、小林健二の「鉱石式遠方受像機」「IN TUNE WITH THE INFINITE NIGHTS AND SATURN」「RADIO OF NIGHT,Voice from Druse,Ruby Garden and Book of Sapphire」「青色水晶交信機」です。特に小林健二の4作品は、どれも鉱石を使った作品で、電子的な音の鳴る作品、土星がくるくると回転する作品、鉱石の表面にテレビの映像が映っている作品等があり、本当に不思議な作品でした。尚、この美術展は、9月5日まで開催されております。ただし、17時になると閉め出されてしまいますので、入場はお早目に。あと、入場入り口のところにも、作品は展示されていますので、足元にはお気をつけ下さい。うっかりすると、作品を壊しちゃいますので…。

 先週、辿り着くことの出来なかった、「おもちゃのバンビ本郷店」を、ようやく見つけ、小1時間ばかり、店内を探索しました。確かに、キャラクター商品のぬいぐるみは豊富にありました。ミッフィーやゴン太君のぬいぐるみもありました。駄菓子コーナーや、トトロのどんぐり共和国も健在で、思わずトトロのノートを1冊買ってしまいました(他にも、ドラえもんと、ムーミンに登場するスナフキンのノートも買いました)。プラモデルのコーナーにも足を踏み入れ、昔、よく作ったガンダムのプラモデルを見ては、懐かしみました。最近は、ファイブスター物語のプラモデルなんかもあり、ジグソーパズルは不得手な私も、久し振りにプラモデルを作ってみたい気持ちになりました。また、事前情報どおり、ビリヤードのキューも見つけました。ただし、値段は3万円…。欲しいけど、とても手が出せません…。確かに、この店の情報を教えてくれた、K婦人(私は普段、姉貴と呼ばせていただいておりますが…)の言うとおり、品揃えも豊富で、また来たくなるような気持ちになりました。尚、場所は、富山市掛尾(J&Pとかあるところ)の道を、ただひたすら、山室に向けてまっすぐと進めば、左側に見えてきます。帰りは、小杉町にある「グリルはやし」で夕食にしました。この店は、今は亡くなった祖父や、今も度々訪れるという祖母のお気に入りの店で、私も、この店を気に入っている一人です。いつも、「豚の唐揚げ定食」ばかりを食べていますが、ほかにも、「ハンバーグカレー」も大人気のようです。営業時間は11:00〜20:45、定休は火曜日です。場所は、太閤山ランドの道を、ただひたすらまっすぐ進むと、左手にガソリンスタンドのあるT字路に辿り着きます。そこに、1軒あるのが、「グリルはやし」です。

 14日〜16日は、大掃除に励みました。普段は、めったに掃除しないので、今回の連休を期に、掃除することを決意しました。まず14日は、浴室とトイレ。浴室は一面、カビだらけになっているので、カビキラーを片手に、4時間半かけて、綺麗にしました。少し、休憩を挟んだ後、今度はドメストに持ち替えて、トイレ掃除。便器や床の汚れを落とすのに、これまた、2時間かかりました。翌日は、押し入れと引出しの整理。いらない物やゴミをまとめると、大きなごみ袋2つ分にもなり、いかに不要な物を抱え込んでいたのかが、明らかです。16日は、ずっとホームページのダイアリーを作成していましたので、あまり、掃除する時間はありませんでした。約300種類のコーヒーの空き缶整理、約80冊の映画のパンフレットの整理、ゲームの攻略本の整理…。以上で、お盆休みの掃除は終了。まだ、洋服の収納や、本棚、テレビ周辺、ミニコンポ周辺は手つかず。玄関、キッチン、洗面台、冷蔵庫周辺も然り。これらは、21日〜22日にかけて、引き続き、掃除する予定にしました(ただ、21日は特出あるので、あまり捗らないかも…)。